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第55回日本定位・機能神経外科学会を主催しました。

2016/01/29

教室だより

2016年1月22日(金)・23日(土)の両日、冨永悌二会長のもと第55回日本定位・機能神経外科学会を江陽グランドホテルにて主催しました。本学会は1963年に第1回が開催されて以来連綿と続く、脳外科領域のサブスペシャリティの中で最も歴史の長い伝統ある学会です。
今回は、海外招待演者としてSlovak Medical UniversityのMiroslav Galanda先生、KU Leuven (Belgium)のBart Nuttin先生、University of Illinois at ChicagoのKonstantin V. Slavin先生をお招きし、それぞれ小脳刺激、精神疾患へのニューロモデュレーション、疼痛治療といった専門領域のご講演をいただきました。また、特別講演として京都大学 iPS細胞研究所の高橋淳先生にパーキンソン病に対する細胞治療について最新の知見を交えたお話をしていただきました。特別企画では、精神疾患へのニューロモデュレーション 現状と展望と題し、諸外国より遅れをとっているこの領域での治療をどのように進めていくべきか、精神科医や生命倫理学者も交えて活発な討論がなされました。
学術プログラムだけでなく、会員懇親会では「ひがしもの」(三陸沖でとれたメバチマグロ)の解体ショーや牛タン、亘理のいちごなど地元の旬のものが好評で、会員の親交を深めるよい機会になったと思われます。暖冬から一転、大寒波が西日本を中心に日本列島を覆うというタイミングでしたが、幸い大きな混乱もなく250名を越える参加者を迎えて盛会のうちに終えることができました。
(永松謙一 国立病院機構宮城病院)

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